ポンプと噴射方法で解決の糸口を
スプレーが霧状で比較的目詰まりしにくいスプレーノズルタイプは2流体ノズルですが、エアー音が牛にストレスを与えますので、エアレスタイプのスプレーノズルで、オリフィス径が0.4ミリ程度の型番を選ぶと良いでしょう。目詰まり対策としてはコンパクトなフィルターを組み込んであるタイプを使えば、長期的に安定した噴霧状態が維持できます。水圧はやや高めの5-7MPaを推奨しますが、流量が少ないので、ポンプ動力費は低額ですみます。ビニル被覆した銅管にスプレーノズルを取り付けて牛舎の天井に張れば設備費も安上がります。粒子径は80ミクロン程度で、床に落下するまでに蒸発しその気化熱で牛舎内の温度が数度低下します。ポンプの電源にタイマーを付けて間歇噴射しても十分効果があるでしょう。
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